看護師から営業事務職へ転職
26歳の女性です。私は、もともとは看護師として中規模病院に勤めていました。22歳のときに看護師の仕事を始め、整形外科で2年、集中治療室で2年半の合計約4年半を看護師として過ごしました。
現在は、主に中古自動車の買取・販売を行う会社で営業事務として働いています。この会社に就職して3か月目です。これまでと全く違う仕事に転職した理由は、医療以外の業界がどんなものなのか知りたいという気持ちがあったためです。
また、看護師の仕事は、勤務時間中は常に立ちっぱなし、走り回りっぱなしです。さらに夜勤もある不規則な生活なので、昼型の仕事で自分の体調を整えたいという気持ちもありました。
そこで、30歳になる前に一度、他の仕事にチャレンジしてみようと思い、事務職へ転職することにしました。
ですが、私にとって今回の転職は失敗だったと思っています。失敗と思う理由は、面接時に言われたことや募集要項と実際の仕事内容、給料や休日などが違っているためです。
十分な下調べをせずに就職したことが失敗の原因と思っています。
転職活動と転職後にわかったこと
転職活動には、ネットの転職エージェントを利用しました。私は看護師の国家資格を持っていますが、最終学歴は高卒です。
ネットの情報を見る限り、異職種からの高卒の転職者を中途採用で採ってくれるという募集は少なかったです。その中から自宅から通える範囲の会社は本当に限られており、あまり選り好みはしてはならないと思いました。
3社ほど面接を受け、面接時に雰囲気の良かった会社に就職しました。
面接では、営業の人のパソコン入力作業のサポートや電話応対、来客者への初期対応が仕事と説明されました。実際に就職した後は、その業務にプラスして、車の査定をさせてもらうためにお客様へ電話して予約数を上げていくことも業務として説明されました。
さらにその予約獲得のためのアプローチは、事務にもノルマが課せられています。
予約数、電話数が低い人はフォロー研修を受ける必要があるほか、ボーナスの査定に響くなどが経営企画書に盛り込まれていました。ノルマもないと聞いていたので、初めて知った時はとても混乱しました。
また福利厚生と称した社員旅行の費用は、毎月積立として一定額を給料から天引きされてしまいます。土日の休みも希望するなら取得して構わないと聞いていたのですが、入社後に、冠婚葬祭などの特別な理由がない時は休めない、申請が必要と聞かされ、ショックを受けました。
この会社で営業事務は私一人ですが、店長や他の営業さんもとても親切にしてくださり、リラックスして働ける職場だと感じています。それだけに、ノルマや旅行費の天引き、休めないことについては、後出しという印象が強く、余計にショックでした。
転職に失敗した原因は
今回、失敗に至った原因は、面接時に、仕事内容や待遇面について確認不足だった点にあります。
仕事内容については、店長から口頭で簡潔に説明されたのみでした。給料や待遇面の話はほとんどありませんでした。
この時に書面で詳しく説明してもらうようにお願いして、細かく確認をしていれば、就職前に現状を知ることができたのではないかと後悔しています。もっとしっかり確認すれば良かったと思っています。
また、今はネットの口コミサイトなどでも、社員のリアルな口コミを知ることも可能なので、就職を決める材料として、しっかり把握しておくべきだったと思っています。
こんな会社も日本にはあるのだなと良い教訓にはなりました。入社してまだ3か月ですが、もう一度転職したいと思い、現在も転職活動を続けています。
転職活動を続ける理由をまとめると以下の通りです。
・面接時の説明と違う業務内容についてショックを受けていること、
・研修もあると聞いていたのに、まともに実施されていないこと
・手当がないため、生活が厳しいくらいに給料が減ってしまったこと
このように事前説明と実際の内容に違いがあり、入社後に転職者が不満に思うようなことがあると、転職者にとっても就職先の会社にとってもプラスにはならないです。今後は、できる限り情報収集した上で転職活動をしていきたいです。
採用試験は、下調べの段階で始まっているといっても過言ではありません。これから転職をお考えの皆様に、私の転職体験談を参考にしていただけると嬉しいです。