ビル管理士の資格合格の近道は毎日じっくり学習すること

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ビル管理士の資格合格の近道は毎日じっくり学習すること

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建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)を取得した理由

43歳の男性です。ビル総合管理業務を行う会社に勤めて3年になります。業務内容は、建築物における設備管理です。

具体的な仕事内容としては、契約先のビルにて1名でビル常駐設備管理をしています。誰にも束縛されることなく、マイペースで有意義に仕事をしています。ただし、相談相手が誰もいないため、困ったときは契約先等、外部へ連絡する必要があります。

この仕事に必要な資格として、建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)があります。厚生労働大臣が発行する国家資格でやや難関とされています。厚生労働省の医薬・生活衛生局生活衛生課が管轄する資格です。

3,000㎡以上の建築物では、建築物環境衛生管理技術者を1名選任しなければならないという法律があります。そこで自分も資格取得をしたいと自発的に考えて、今年(2017年)、この資格を取得しました。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)取得に要した期間と費用

試験勉強のために、オーム社発行のビル管理技術者試験問題集の最新版を購入して勉強をしました。勉強した期間は10か月間です。初めての受験で合格しました。

資格取得にかかった費用は、受験料13,900円と問題集2,808円の合計16,708円です。

今年(2017年)の建築物環境衛生管理技術者の合格率は13.6%と非常に低い合格率でした。そのような状況で、1回目の受験で合格できたことを会社から非常に褒めていただきまして、光栄に思いました。

年度が代わってからは、月1万円の資格手当も発生するとのことで、非常にありがたく思っています。

日頃の業務評価に加えて、建築物環境衛生管理技術者免状取得したことで、来期は昇格の可能性もありうるかと思っています。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の試験概要

建築物環境衛生管理技術者試験の試験は年1回です。毎年10月の第一日曜日に全国の試験会場にて、一斉に試験が行われています。試験科目は7科目です。試験時間は午前3時間(90問)、午後3時間(90問)で、合計180問が出題されます。

合格基準は各科目40%以上で、合計で65%以上の正解で合格になります。試験問題が180問ありますので、知力、体力ともに必要な試験です。

有効な試験学習方法は、過去問題集を購入して、6年から10年分くらいを理解しながら丸暗記することです。私を含め、合格しているほとんどの方がこの勉強方法のようです。

私の場合、一発合格を目指していましたので、学習期間を長く設けて過去問題の理解力を深めていきました。勉強時間は一日3時間で、10か月間、毎日学習していました。

過去問題を見ると、毎年、類似問題が全体の60%位を占めています。ただし多少、ひねりのある問題が出題されても対応できる力を養うには1問にかける時間を多くとる必要があります。

一方で、年間180問の過去問題の10年分、合計1,800の問題を丸暗記するには相当、反復して覚えないとなかなか記憶に定着させることができません。

そこで、記憶に定着させられる量を増やすためにどうしたら良いか考えました。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の勉強方法

私が考えた方法は、各科目の学習が終了するたびに、最初の科目から復習を開始するという方法でした。この方法で学習した結果、学習した内容の約95%の記憶が定着するようになりました。

この方法で多くの問題を忘れずに記憶できる!と手応えを強く感じました。

古い記憶ほど忘れていくことを防止するためのこの復習方法はとても役に立ち、数多くの過去問題を覚えることができるようになりました。

それでも記憶に定着しない箇所や何度、勉強しても間違えてしまう箇所などは、別途にノートを作って細かく解説をまとめるようにしました。

まとめのノートを作ることで、苦手な問題をすぐに再確認できるようになり、反復学習には非常に有効でした。

このように数多くの過去問を覚えるための工夫をしたこと、苦手問題の反復学習をしたことで自信がつき、試験当日も余裕をもって問題を解くことができました。その結果、148問の正解で無事に一発合格ができました。

合格基準は、180問の65%の117問以上の正解なので、148問正解は余裕のある数字だったことになります。

この資格の受験資格は、3,000㎡以上の建築物において2年以上、設備管理の実務経験を有する人です。年齢層としては若年者よりも中・高年者の人が多く受験しています。記憶力が低下している中・高年者にとってはかなり厳しい国家試験だと思います。

そして2~3か月位の学習期間での合格は難しいと思います。私も40歳代での初受験でしたので、記憶力がやや低下傾向にありました。それを補うにはやはり学習期間を最低10か月位は設ける必要があると思います。

ヤマをかけて合格できる国家試験ではありませんので、焦らずに毎日じっくり学習することが合格への近道だと思っています。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の活用方法

建築物環境衛生管理技術者の資格は、日本でビル管理の仕事をする上で必要不可欠な国家資格です。

取得すれば大企業への転職も可能になります。給料のベースアップにつながることもありますし、資格手当の支給対象とする会社も少なくありません。

また、一度取得すれば死ぬまで有効な資格です。

現在、60歳代の免状取得者が定年で引退していっていますので、ビル管理士免状所有者が減少傾向にあります。そうしたことからも、ビル管理業界では大変重宝される資格の一つです。

ビルは増え続けているのに免状取得者が足りないとなると、ビル管理会社は経営ができなくなります。資格取得を考えている方は、ぜひ前向きに業界発展のためにがんばってください。