SEが取得した「宅地建物取引士」資格の活用

仕事に役立つヒントが見つかる!会社員の体験談

SEが取得した「宅地建物取引士」資格の活用

ノート

常に勉強が必要なシステムエンジニアの仕事

40代半ばの男性です。現在、主にフリーランスのシステムエンジニアとして仕事をしています。また他の資格を活かした別の仕事もしています。つまり、現在の仕事は二本立てです。

フリーランスになる前は会社員として働いていました。何度か転職もし、何社かを渡り歩いてきましたが、これまで関わってきた業界は一貫してIT業界です。役割的にはエンジニア、社内SE、管理職などを経験してきました。

フリーランスになってからは7年目を迎えます。現在、システムエンジニアとしては、法人・個人問わず複数の案件を抱えており、マルチタスク状態です。主な取引先は某企業様で、現在、顧客先にて常駐勤務の契約をしています。

顧客先の職場には、エンジニア以外の一般の方も非常に多く在籍されています。ワンフロアに常に数百人がいる大規模な職場です。私はこの職場でエンジニアとして、顧客からの依頼を受けて業務アプリケーションの開発を行っています。

エンジニアとして仕事を続けるには技術の進歩に追いついていく必要があり、常に新しい情報を得る必要があります。これまで私は、エンジニア職としての勉強はずっと行ってきましたし、今でも行っています。

エンジニアとして仕事をするには、知識だけでなく頭を回転させる訓練も必要です。システム系の勉強だけでは、偏り過ぎてしまうこともあることから、全く知らないジャンルについても勉強してみたい気持ちがありました。

自宅購入を機に宅地建物取引士の資格にチャレンジ

そんなとき自宅を購入しました。9年前のことです。

自宅購入にあたり、数冊の本を読んで少しの知識を得ましたが、そのときに「宅地建物取引士」という資格を知りました。また、仲介業者の宅地建物取引士の方とも関わらせていただき、資格に興味を抱きました。

もともと全く知らないジャンルの勉強をしてみたい気持ちがあったので、自己啓発の一つとして、「宅地建物取引士」資格取得の勉強をすることにしました。

「宅地建物取引士」は不動産関係の仕事です。私はIT関連で仕事をしてきましたので、不動産関係の仕事は全くしたことがなく、業界知識や不動産取引に関する知識も皆無でした。全くのド素人の状態から、資格取得の勉強は始まりました。

「宅地建物取引士」の資格に合格するまでには3年を要しました。試験は2回受けました。1度目は失敗で、2度目に合格しました。合格したのは6年前です。

宅地建物取引士としても仕事をスタート

取得直後は、この資格をすぐに活かそうという考えはありませんでした。ただ、いつか活用してみようとの気持ちもありましたから、資格取得直後に登録実務講習は受講し、免許の申請をすぐにできる状態にはしておきました。

それから約3年後、40歳を過ぎた私は、眠らせておいた資格を活用してみようと考え、活動を始めました。

現在、「宅地建物取引士」として、賃貸物件仲介業者と契約し、週一日もしくは二日のペースで仕事し、キャリアを積んでいるところです。

私が取得した資格は、本業には全く関係のない資格でしたが、最終的には資格を活用することができるようになりました。「宅地建物取引士」の仕事については、40歳を過ぎてからの新たなチャレンジですが、やればなんとかなると実感しています。