自分のスキルUPとお小遣いのためにリテールマーケティング3級(販売士)を取得

仕事に役立つヒントが見つかる!会社員の体験談

自分のスキルUPとお小遣いのためにリテールマーケティング3級(販売士)を取得

外食

41歳の女性です。現在、ホテルの客室担当として10年弱働いています。31歳の時にシステムエンジニアから全く未経験のホテル業界へ転職しました。

地元にUターンした際に、知り合いがこのホテルで働いていたことが、全く違う業種に転職したきっかけでした。その方が「勤め先のホテルがWEBに強い人を探しているので、新しい勤め先が決まっていないのであれば、ぜひ来てほしい」と声をかけてくれ、今の職場に入社することになりました。

現在、リザベーションという部門で、チーフとして働いています。仕事は客室のWEB販売を中心としたマーケティング業務です。

私はもともと特に資格は持っていませんでした。業種柄、なかなか専門の資格というものがなく、仕事のために取ろうと思える資格がなかったとことがその理由でした。

では、なぜ資格取得を考えはじめたのか。

それは子供を産み、時短勤務となったからです。時短勤務というものは、育児をする上で業務時間を通常より短くすることを認めてもらえるものです。

ただし時短による問題もあります。それはお給料が下がることです。お給料はそのままで時短ということはありません。時短にした分だけ、お給料は少なくなります。

保育園代、ミルク代、オムツ代、子供の洋服などなど…。ただでさえ子供がいるといろんな出費があります。しかも通常勤務ができていた頃よりも格段にお給料が減り、節約しても毎日カツカツです。だからといって時短にしないで仕事をすると保育園のお迎えができません。毎日葛藤です。。。

時間もお金もない育児中ですが、我が家は恵まれたことに子供の夜泣きがほとんどなかったため、夜中に何度も起こされることがありませんでした。寝たら朝までゆっくり寝てくれる子供たちを寝かしつけた9時以降、体力が持つ2時間くらいはなんとか勉強する時間がありました。

なので、できるときだけ。そう、無理をしないようにできる時間が取れたときだけ、資格の勉強をすることにしました。

取得する資格をどれにするかについては、会社で報奨金を設けている資格の中から、実務経験が必要なく地元で受験ができる資格に絞って、いくつかピックアップして検討しました。最終的に選んだのは、リテールマーケティング3級(販売士)でした。

資格の勉強のために買ったものは、参考書と問題集、2冊ずつです。古本屋であまり古くなさそうなものを選んで買いました。覚えることが多く、仕事&育児からの眠さと覚えることによる睡魔と戦いながら、なるべく毎日、できないときは週に3日ほどの勉強を2カ月ほど続けました。

中古の本は2000円ほど。受験料が4000円ほど。合計で6000円ほど初期投資にかかるので、1回で合格しないと家計に響きます。そのため受験日に向けて必死に勉強しました。

結果、一発合格でした!

会社から報奨金をいただくことができたので、報奨金で初期費用はペイでき、さらに自分のスキルアップもできました。あまり役に立たないかなと思っていた資格でしたが、スーパーに行ったりした際にも、販売側の気持ちになって売場を見られるようになりました。今後、仕事にもよい影響を与えることができそうです。

なにより、この歳で必死に勉強することができて、その結果を合格という形で手にできた達成感は、学生の頃に味わった受験の時以来です。何年ぶりかの気持ちを味わうことができました。そして報奨金で、家族と久々にお祝いも兼ねて外食する贅沢も味わうことができました。

「もう歳だから」とか「自分には資格は必要ないから」とか考えることも多いとは思いますが、一度自分の会社が推奨している資格試験を見直してみたらいかがでしょうか。

そしてもし、トライできそうな資格が見つかったら、新しい視点を得る一つの方法と考えてトライされてはいかがでしょうか。自分の新しい可能性を見つけるチャンスになるかもしれませんよ。

今まで資格取得を考えていなかった皆様も、ぜひトライしてみてください!