結婚を機に定時の仕事を希望して異動に成功

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結婚を機に定時の仕事を希望して異動に成功

運転

結婚を機に定時で終わる職種に変わりたいという希望を出した

30代前半に事務職で勤務していた女性です。事務職の頃は、定時で仕事が終わる職場ではありませんでした。結婚を機に定時で終わる職種に変わりたいと考えました。

ただ、会社を変わると、通勤時間も変わってしまうかもしれません。そこで同じ会社で、職種だけ変えてもらいたいという希望を出しました。

職場には、同世代の女性が複数人働いていましたが、結婚後は退職する女性が多い職場でした。結婚生活の事情で退社時間を変更してほしいから異動願いを出したと知られたら、周囲の反感を買うことになるとは思いました。

実際に、同世代の独身女性から
「5時に退社したいなら、どうしてパート勤務に切り替えないのか?」
という反発の言葉があったようです。

直接、本人から聞いたわけではなく、他の同僚から彼女が嫉妬交じりにそんなことを言っていたという話を聞かされました。

独身同僚とは反目することになりましたが、自分の人生です。異動の希望を出しても、ダメならダメだし、異動できたら仲違いの同僚とも縁がなくなります。

そう考えて、周囲の反感を気にせずに異動希望を出し、会社の判断に委ねることにしたんです。

子会社の外回りの仕事に配属になった

その結果、子会社の外回りの仕事に配属されることになりました。定時の5時に退社できる仕事です。わたし的には結果オーライでしたが、元同僚は面白くなかったと思います。

周囲の反発を買ってしまったことについては、同僚に話をするタイミングや話し方が悪かったと思います。定時で帰りたいから異動希望を出したと正直に言う必要はありませんでした。

自分から希望を出したのではなく、仕事ができないので異動になったとか、仕事ができないから異動したいと思ったという建前を使えば、同僚の反目もなかっただろうと思います。その辺り、建前を使う賢さがなかったと今は反省しています。

そして、異動できた成功要因としては、勤務時間にはうるさくこだわったけれど、仕事内容には注文をつけていなかったことだと思います。それで希望が叶ったのだと思います。

異動後は仕事内容が大きく変わった

異動後は仕事内容が大きく変わりました。

事務職の頃は、内勤で天候の心配もなく、紫外線を浴びることも真冬の寒さを心配することもなかったのですが、今は外回りの仕事になり、自分で運転して客先に向かっています。

とりあえず挑戦してみるというスタンスではありますが、慣れないことも多く、心では泣きながら仕事をしていることもよくあります。

仕事内容や環境だけを考えると、独身の時の事務職の方が恵まれていたと感じます。ただ、わたしの希望が定時退社という一点だったので、仕事内容は慣れるしかありません。

以前の同僚は羨みますが、慣れない新しい仕事を抱えながら、自宅では泣き言を言う暇もなく、するべき家事をこなしていく日々です。家族には、このようなデリケートな話をできるわけではないのです。

愚痴をこぼすと、
「ならば仕事をやめたら?」
と言われてしまいます。仕事を辞めたら生活がきつくなります。

以前の職場で働いて、家庭に犠牲を強いるのか。
家事、育児とともに新しい仕事をがんばるのか。

このどちらかの選択でした。そして、私は家事を選びました。家事と新しい仕事を選んだ以上、心の中で泣いてでも仕事をがんばる必要があります。

自分の体験から転職活動について考えると…

わたしの場合は、社内での異動でしたが、これを転職全般にに広げて考えてみます。

転職の際に、何か一点でもこだわりがあるのであれば、他の条件は譲歩すべきでしょう。お給料、福利厚生、仕事内容など、あれもこれもとこだわる人は結局いつまでも転職希望を掲げているか、転職をくり返すかのどちらかです。

熟考せずに転職すると、条件の一部が変わるだけで結局不満ということになりそうです。

転職をくり返してキャリアを積み重ねていける職種もありますが、一般には、転職のたびに評価が低くなったり、信頼が下がったりします。お給料が下がることもあります。

よほどの引き抜き以外で、転職をくり返すことは賢明ではないと思います。

わたしの場合は、定時の退社だけを希望にしたことで異動に成功しました。何もかも都合の良い職場や仕事などどこにもないと思います。