警備会社に勤務
49歳の女性です。現在、警備会社で一般事務の仕事をしています。入社したのは昨年です。入社して、約1年4か月が過ぎようとしているところです。
役職は特にありません。業務内容は、日々の日報をシステムに入力すること、雇用保険・社会保険関連の資格取得および資格喪失手続き、電話応対、来客応対等です。
職場は和気あいあいとまではいきませんが、わりと友好的な雰囲気です。人間関係でのトラブルも特になく、ときどきは仕事以外の話で盛り上がるなど、コミュニケーションも取れています。
ですので、一日の大半を会社で過ごしていますが、特に苦痛ではないといった状況です。
ただ、忙しい会社ですので、一時間きっちりは昼休みを取れない状況が続いています。お昼ごはんを食べた後、もう少し休憩したいのに、周りが仕事を始めているので、何となく自分も休めない…。そんな雰囲気です。
また、定時になっても、皆帰らずに仕事を続けていることが多いです。本社なので、社内に社長がいることが多く、それが帰りづらい雰囲気の一つの要因になっています。
もちろん、早く帰ったからといって、社長に特別、悪い目で見られることはないとは思います。ですが、何となく、皆より早い時間に退社することは勇気が要ることのように感じられ、なかなか実行できません。
社員全員に秘書検定試験を受験するようにという指示があった
さて、数か月前に、社長から社員全員「秘書検定試験3級」を受験するようにとの指示があり、勉強することとなりました。この資格は、文部科学省が後援しているビジネス系の検定です。
事務歴の長い私は、以前から「秘書検定」取得のための勉強は業務に直結した内容なので、きっと実務でも役立つと考えていました。また、この先も事務という仕事を続けていくことを考えて、よりステップアップしたいという思いもありました。
そんな風に考えていたので、「秘書検定」は以前から取得したい資格の一つでした。
そこで、社長からこのようなきっかけをいただいたことに感謝し、この機会を前向きに捉えて、3級とは言わず、より上の級を目指そうと2級を目指すことにしました。
まず本屋さんで、参考書と過去問題集の2冊を購入し、毎日さっと流す程度に参考書を読むことにしました。そして都度、過去問題集も解くという並行作業で取り組むことにしました。
これらのテキスト代はもちろん自費ですが、受験費用は会社負担でしたので、とても助かりました。自分が支払った費用はテキスト代だけで、2冊合わせて2,500円程度でした。
自分なりに勉強を進めた
学習にあてた時間は、平日の就寝前の約一時間です。
私はコツコツ物事を進めることが苦手です。毎日の勉強を必須としてしまうと、きっとストレスも溜まってしまうと思ったので、その日の気分により、勉強を早めに切り上げてもいいし、どうしても気分が乗らないときや、仕事で疲れているときなどは、無理せず次の日に勉強すればいいと考え、比較的自由に自分のペースで取り組むことにしました。
このような感じでほぼ毎日、ときには二日に一日のペースで自分なりに勉強を進めていきました。ただし、ぎりぎりにならないと始めようとしない性格ですので、勉強を始めたのは受験日の約一か月前からでした。
勉強内容自体はそれほど難しいものではありませんでした。多少、ひっかけ問題もあったりしますが、教科書をきっちり読めば常識的に解ける内容だと思います。
いよいよ本番が近づいてくると、久しぶりの試験に少し緊張したりもしました。
無事に試験に合格
当日は午前に3級の試験、午後から2級の試験でしたので、朝からほぼ夕方くらいまでかかりました。試験開始後一時間を過ぎると、自由退席できます。
受験後、約2~3週間後には、Webで合否の結果を見ることができます。私は無事に合格することができ、後日、資格者証明書のカードが自宅へ届けられました。その後、資格で学んだことは、ビジネスシーンでも役立っております。
私の受験体験をもとに、この試験の受験を考える方にアドバイスをするとすれば、しっかりとテキストを読んで勉強するということに尽きると思います。
内容としては、それほど難しいものではなく、わりと常識的に解ける問題内容です。そして、秘書ではなくとも、事務の仕事に携わる方には、勉強をしておいて損のない資格だと思います。
電話応対、接客応対など、日々の業務の中で、「こんな時、どうすればよいの?」と思う時などにきっと役立つ資格です。ぜひチャレンジしてみてください。