自分の仕事人生に自信をもたらした中小企業診断士

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自分の仕事人生に自信をもたらした中小企業診断士

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中小企業診断士を目指した理由

ビジネス系の専門学校で教員をしています。勤続15年目の55歳、男性です。

専門学校は、18歳人口の減少により、市場のパイそのものが減り、厳しい状況に置かれています。私はそこで販売士や卒業研究の科目を担当しています。

中小企業診断士を目指したのは、平成5年でした。

当時、私は飲食業チェーンの本社電算室に勤務し、社内のコンピュータシステムを管理していました。当時は今のようにパソコンはなく、汎用の大型コンピュータを運用していました。

その頃は、コンピュータを扱えるというだけで、周りからは最先端の仕事というイメージを持たれていたかもしれませんが、私の技能というと、運用する知識と多少のプログラミング技術はあったものの、あまり高いものではありませんでした。

さらに会社の業績不振でリストラも始まり、将来に不安を感じ始めていました。

「このままではまずい、社外に出ても食べていける自信がほしい」
という気持ちが日々強くなっていきました。

さりとて、特段これと言って高い技術があるわけでもなく、そのため思い切って転職する勇気もなく、悶々とした時間を過ごしていました。そんな時に知ったのが中小企業診断士という資格でした。

5回目のトライで合格

自分にはこれといった専門技能はないが、中小企業診断士は特定の分野に特化しているというより、広く経営が分かる、いわゆる「企業の何でも屋のプロ」というイメージが湧き、自分に向いているのではないかと思いました。

まずは、某学院の通信講座を始めました。通信講座と言っても、ほとんどテキストで独学するレベルでした。当然ながら、不合格です。

このままでは到底合格には届かないと思い、土日に通学するコースに通い始めました。はやり通学は同志的な人が集まることもあり、お互いに刺激しあいながら必死にがんばり、1次試験に合格しました。

その直後に受けた2次試験は、経験不足から不合格。2次に強いとされる某スクールに変更し合格を目指しました。

その後2回の不合格を経て、平成10年に合格することができました。1次試験から数えて5回のトライで合格したことになります。費用的には年間20万円ずつかかったと記憶しています。

合格したコツは

苦労や失敗が多かった受験体験でした。合格したコツとしては、「素直になれたこと」と「多くに手を出さない」ことだと思います。

社会人経験があると、特に診断事例では自分の体験にこだわり、問題の与件を無視する解答が多かったのではないかと思います。

それと、長年勉強すると焦りが出てあれこれ参考書を買いあさり、どれも満足に活用できず逆に焦りが生じたことがありました。

参考書は1科目当たり1冊くらいに限定し、精読して自分なりにまとめ上げて体系図化すると良いと思います。

勉強

中小企業診断士の資格を活用

資格取得後は、すぐに通っていたスクールからのオファーがあり、思い切ってお受けしました。診断士の復習にもなり、良い副収入になりました。

診断協会からも仕事のオファーがあり、会社からは月1万円の資格手当が支給されるようになりました。

中小企業診断士の学習は苦労が多く、長期にわたる受験生活で家族にも迷惑をかけましたが、自分の仕事に対する自信がつきました。

今は専門学校で、経営のことを教えています。

販売士などの資格取得指導や、卒業研究科目として、専門学校生が競う「ビジネスプランコンテスト」の指導も行っています。

中小企業診断士の資格がストレートに役立つ仕事です。

あと5年で定年ですが、定年後も学生への資格試験指導に加えて、学生の卒業後の起業家教育にも携わりたいと思っています。

中小企業診断士は、自分に自信が持てなかった仕事人生の中で、大きな自信を持たせてくれた資格だと思います。

コンサルタントは実力次第の仕事ですが、一から経営を体系的に学ぶためには最良の資格ではないかと思います。