先輩の男性社員が神経質で苦手だった!
私は、電気関係の工場で、派遣社員として3年間勤務しました。
職種は、営業事務職です。
営業の方とのやり取り、電話応対、工場作業の指示書を作成したりといった仕事内容でした。
当時、20代後半でした。
私がいた職場は、正直なところ、“アットホームな職場”というよりは、少し閑散としたような印象のある職場でした。ひとりひとりが黙々と仕事をこなしているといった雰囲気でした。
事務所内には、男性が4人と女性が5人勤務していました。
今、思えば、それは、その会社に派遣社員として入社した時から始まっていたと思います。
一緒に事務所内で働いていた先輩の男性社員に対して、ものすごく苦手意識がありました。
なぜ苦手意識を持ったのかというと、もともと私自身が神経質な人がものすごく苦手でした。
その男性社員は、会ってすぐに
「この人絶対に神経質だ!」
と誰がみても分かるくらいの神経質な性格でした。
話をしていても、いつも理詰めで攻め立ててくるような話し方なので、その男性社員と話をしなければいけないと考えるだけで、ものすごく嫌な気持ちになります。
同じ事務所で同じ職場なので、嫌でも毎日顔をつけ合わせなければいけません。
朝起きる度に毎日
「嫌だな~」
という気持ちからスタートするような毎日を過ごしながら出勤していました。
そのうちに、その男性社員に対するストレスがものすごく溜まってしまい、ついには出勤前に突然体に蚊に刺されたような蕁麻疹の症状が現れてしまうようになってしまいました。
その頃には、せっかくの休日の日にも
「その男性社員がいるから仕事に行くの嫌だな~」
と考えてしまうようになっていました。
「その男性社員がいるからと言って仕事を変えるのも嫌だし、このままではいけない!何とかしなきゃ!」と思うようになりました。
気持ちを切り替えるように心がけてみた
そんな時、たまたま友人と久しぶりに食事をしました。
友人との久々の食事が、楽しくて楽しくて時間があっという間に流れていきました。
友人との食事の中で、友人にその男性社員のことを相談しました。
相談したところ、友人が私に対して
「仕事以外の日とか時間に、嫌な人のことを考えて時間を過ごすのってもったいないよ!」
と一言声をかけてくれました。
その言葉を聞いて、心から
「そうだよな!」
と納得している自分がいました。
それからというもの、その苦手な男性社員のことを考えそうになったら、別の楽しいことを考えて、気持ちを切り替えるように心がけるようになりました。
その心がけのおかげか、気持ちに少しではありますが、心にゆとりが生まれ、
「嫌いな人や苦手な人とでもうまくやっていける術を身につけた方が今後の自分自身のためになる!」
と思うようになりました。
それからは、その男性社員と話すことが苦手ではなくなり、むしろ
「嫌いな人や苦手な人とでもうまくやっていける術を身につけさせてもらっていてありがたいな!」と考えるようになりました。
自分の経験から人間関係の悩みに対して思うこと
仕事の悩みには、仕事を覚える上での苦労や、仕事を行う上での苦労もありますが、何よりも人間関係の悩みを抱えている方が非常に多いと思います。
人間関係がうまくいっている中で仕事を行うのと、そうではないのとでは仕事へのやる気が全く違ってくると思います。
その人間関係を良くするのも悪くするのも、
「自分自身の心がけや考え方や行動で全然変わってくるんだな~」
とこの経験を通して本当に実感しました。
仕事をする上で、必ず人間関係の悩みはつきまとってきます。
人間なので、職場に苦手な人や
「この人嫌だな~」
という人は必ずいると思います。
ですが、
「苦手だ!苦手だ!」
「嫌だ!嫌だ!」
とただ思い続けても自分自身の体にも良くないですし、何も変わりません。
せっかく働くことができているので、仕事以外の人間関係も学んで、自分自身をボジティブにさらにスキルアップさせてみてくださいね。