30代男性。4年目で中小企業診断士に合格したマーケティングエンジニアの勉強方法

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30代男性。4年目で中小企業診断士に合格したマーケティングエンジニアの勉強方法

マーケティングエンジニア

私は、一部上場企業(製造業)に勤める30代の男性です。
新卒で入社し、はじめの1年は開発部隊に所属しました。

その後、海外の現地法人への出向が決まり、入社3年目からマーケティングエンジニアとして5年間の海外出向を経験しました。

帰国後も出向経験を活かし、マーケティングエンジニアとして活動しています。

1. 中小企業診断士の資格取得を目指した経緯

仕事内容は、市場のニーズを収集し、次期開発品へのインプットを行うことがメインです。
お客様と開発現場を繋ぐ橋渡し役として、非常にやりがいのある仕事です。

私が中小企業診断士の資格を取得しようと思ったのは、海外出向を終え、日本での業務を再開し始めた頃でした。

マーケティングエンジニアとして活動してきたものの、我流の部分が多く、体系的な知識に基づいた活動とは言えず、自信が持てていなかったこと。

今後、会社の上層部を目指すにあたり、しっかりとした経営に関する知識を身に着けて武器にしたいと思っていたこと。

主にこの2点などが動機となり、いろいろな資格を調べる中で、中小企業診断士の資格を知り、受験を決意しました。

2. 1次試験を3回、2次試験を3回受験

私は、2021年の中小企業診断士試験に合格しました。

合格までの受験歴は以下の通りです。1次試験を3回、2次試験を3回受験し、4年目に合格しています。

1次試験 2次試験 勉強方法
1 2018年 3科目合格 スタディングの通信講座・「同友館の過去問マスター」
2 2019年 4科目合格 不合格(BCBA) 「ふぞろいな合格答案」シリーズ
3 2020年 不合格(BDAA) MMCの通信講座
4 2021年 合格 合格 過去問

最初の受験である2018年に3科目合格、翌年の2019年に4科目合格。これで2次試験の受験へ進むことになったわけですが、残念ながら不合格でした。

1次試験合格者は、2度、2次試験を受験することができますが、2020年に、2回目の2次試験に落ち、1次試験からのやり直しも経験しました。

そして、次の年、2021年に、改めて1次試験から受験しなおし、1次試験、2次試験とも合格できたのです。

3. 1次試験の勉強方法-スタディングの通信講座を使用

私は、中小企業診断士1次試験7科目については、どの科目も基礎知識がない状態でした。そのため、独学は厳しいだろうと考え、1次試験は主にスタディングの通信講座を使用して勉強をしました。

勉強を開始したのが2017年の年末ということもあり、1次試験ははじめから2年間での突破を計画しました。

スタディングは、スマホさえあればどこでも勉強できるため、隙間時間で勉強を進めるには非常に有効でした。

スタディングでの知識のインプットに加え、「同友館の過去問マスター」を回し、アウトプットも平行して行うことで、1次試験を乗り越えることができました。

1次試験は、不得意な科目も出てくると思いますが、理解しながらしっかりと勉強すれば合格が見えると思います。つまり、努力に比例して得点が伸びる試験です。

4. 2次試験の勉強方法-何度も過去問と向き合った

① 1年目:「ふぞろいな合格答案」シリーズ

2019年、2次試験を初めて受験したときは完全な独学でした。「ふぞろいな合格答案」シリーズを購入し、キーワード採点という考え方を学び、本番もキーワードを意識して挑戦しましたが、BCBAで不合格。

② 2年目:MMCの通信講座

2回目は、MMCの通信講座に申込みました。1年目の自分と比べ、明らかなレベルアップは感じましたが、BDAAで不合格。

2年目は、事例Ⅱの点数が1年目よりも下がっており、1次試験と違い勉強量に比例して点数が伸びる試験ではないことを痛感しました。

③ 3年目:過去問

3回目は、過去問にもう一度戻りました。テクニックに走らず、基本に戻ったことが功を奏し、念願の2次筆記試験に合格することができました。

過去問は、答えを覚えてしまって意味がないと言われることもありますが、そんなことはありません。

答えに行きつくまでのロジックが自分の中でしっかりと確立するまで、何度も過去問と向き合うべきだと思います。

5. 科目ごとの知識に加え、論理的思考能力が身に付いた

私は、合格をしたばかりで実務補習も済ませていないため、中小企業診断士としての活動はまだできていません。

しかし、会社の部署内では自分の受験を公表していたため、合格を報告したときは、上司も自分のことのように喜んでくれました。

自分の気持ちの変化としては、この資格を活かした副業がしてみたいという気持ちが生まれたことです。

せっかく4年もかけて取得した資格です。

知識が風化しないように、また今まで使った教材費などを少しでも取り戻せるように、という思いが沸き、現在は資格を活かした副業をはじめてみようとワクワクしています。

6. 中小企業診断士の受験を考えているみなさんへ

私は、中小企業診断士試験を通じ、科目ごとの知識に加え、論理的思考能力が身に付いたと感じています。

合格まで時間がかかり、苦しい思いをすることも多かったですが、今振り返ると自分の成長を感じられ、やってよかったという思いでいっぱいです。

みなさんもぜひ、挑戦した人のみが味わえるの達成感と成長を感じてみてください。

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