事前に入念な準備をすることで実現する会議の楽しさ

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事前に入念な準備をすることで実現する会議の楽しさ

ノート

いろいろな会議に参加しているからこそ見えてきたこと

私は50代男性です。銀行の企画セクションに身を置いています。日に数回の会議が当たり前です。メンバーによって会議の質もさまざまです。中には、こんなに発言が少ない会議なら、書面で十分と思えるものも少なくありません。

ただ、いろいろな会議に参加しているからこそ見えてくるものもあります。

年齢的に会議の主催者になることも多く、どうしたら実のある会議になるかを昔から考えています。ただ、本当に実のある会議にすることは、実際には非常に難しいものでもあります。参考になったのは、尊敬する先輩が開催していた会議でした。

尊敬する先輩に接しているうちに起きた自分の変化

この先輩は上下関係を全く意識させない方です。そして、会議のメンバー全員に発言させるのが非常に上手でした。ただ、その場で発言を求めるだけという単純なものではありません。会議の前に全員に課題を出すのです。

課題には会議のテーマはもちろんですが、それとは全く関係ない課題も多く含まれていました。

(1)事前課題を出す理由

関係ない課題を出すなんて、最初は意味がないことだと私は思いました。

ただ、何度か先輩の会議に参加して、やっと真意がわかったのです。本題のテーマだけだとメンバーが萎縮してしまいがちです。本題とは違う課題だと気負いもなく、責任もない訳で、すんなりと意見を述べる人が増えたのです。

そして、その雰囲気のまま本題に突入するのです。搦め手から攻めるということなのでしょうね。

会議というものは、本来は堅苦しい場です。しかし、一度和んだ場ではびっくりするほど忌憚ない意見が出てきました。

特に若手の人たちは意見があっても、会議では発言しないことが多いものです。自分の意見が間違っていないか、自分が言っても良いのかと躊躇するのでしょう。

ですが、一度、無礼講の宴会のような場になった会議では、若手もどんどん発言するのです。意味のない発言も笑って許してくれるような度量もありましたね、その先輩は。

(2)会議の前に作戦を練る

しかも、度量だけではなく、専門知識も素晴らしいものでした。また、疑問に思ったことはとことん追求する科学者のような考え方の持ち主でした。

もう一つ、褒め上手でした。そんな先輩を見習って、私も同じようなことを試みています。ただ、これが簡単に見えて簡単ではないです。度量の違いもありますし。何より違うのは知識の差です。

先輩は専門知識だけでなく、政治・経済・雑学、どれをとっても超一流です。しかも、会議の前には必ず数日、夜遅くまで作戦を練っていました。見習おうとしても、なかなか難しいことです。

ただ、見習っているうちに自分の中で大きな変化が生まれてきたのです。貪欲な知識欲というものが芽生えてきたのです。

会議テーマについて深く勉強するようになった

私も事前に会議のテーマについてあれこれ勉強します。そして、次第にどんどん深いところまで勉強するようになりました。

これは今の自分を振り返っても大きなことですね。深く考えるとどんどん疑問が生まれてきます。そして、その疑問を解消せずにはいられなくなるのです。毎日がそのくり返しになりました。

大学時代はのんびり屋だった私ですから、自分で自分に驚くばかりです。きっと先輩は私にこういうことを教えたかったのでしょうね。

疑問が湧くというのは、会社でも会議でもとても重要なことなのだと今は実感しています。会議の皆がこういう気持ちになることが必要ですね。それが会議を成功させる道でもあるのでしょう。

とは言え、まだまだ先輩の域には手も届いていないという反省もあります。

ただ、意見を持っているのに発言できなかった若手が徐々に発言するようになって、会議が有意義に変わりつつあることは確かです。先輩ほど度量がない私ですが、怒らずに発言に耳を傾けるようにしています。

先日の会議では若者でなければ思いつかないような素晴らしいアイデアが飛び出してきました。それが何よりも嬉しかったです。

こういう喜びを与えてくれた先輩に感謝です。

会議の本質とは

会議の本質は、多くの意見を出し合って、その中で別け隔てなく話し合い、より良いものを生み出していくことなのでしょう。

そのためには意見を遠慮なく言える場の雰囲気を作ることが何より大事なのだと、最近になって心から実感するようになりました。

一つ一つの意見は完成されていなくても、それをヒントに新しいアイデアが生まれてくることも多々あります。主催者も会議のメンバーも恐れずに発言してほしいものです。

会議がつまらないという意見もありますが、それはつまらないという潜在意識があるからなのかもしれません。スポーツと同じで個々が盛り上げようという意識が大事なのでしょう。

つまらないものは面白く変えていくという意識を持って臨めば、意外と楽しいものに変わると思います。面白いからまた出たい。面白いからもっと面白いものに変えるために勉強しよう。

そんな意識を芽生えさせる努力を惜しまないことが何より大切だと思っています。

つまらないものは自分の手で変えていきましょう。