私が20代での中小企業診断士取得で得たメリット

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私が20代での中小企業診断士取得で得たメリット

ビジネスマン

現在、30歳です。大手のインターネット会社で経営企画として働いております。

私が中小企業診断士の資格を目指した理由や資格を取得してどんなメリットがあったかについて、お伝えします。

(1) 中小企業診断士を目指した理由

私が中小企業診断士を目指したのは、社会人になってからのことでした。社会人になり、身の回りで話されていることや指示されていることに疑問を持つようになりました。

たとえば、給与明細を見ると、額面から社会保障や税金が引かれています。

「え!これだけしかもらえないの、なぜ?」
と感じたのを今でも覚えてます。

また、会社では
「残業は40時間までだ」、
「コストを意識しろ」、
「この会社は上場企業なんだからしっかりルールを守るように」

などと言われていました。

もちろん言われていることは、何となくはわかるものの、
「上場企業だと何が違うの?」、
「コストって何をどうしたら低くなるの?」、
「なぜ残業時間に厳しいの?」

など疑問に思うことは数多くありました。

さらに先輩から新聞を読むようにと言われ、日経新聞を読み始めましたが、景気の動向、株価、マーケット予測など、何がどうなっているのかさっぱりわかりませんでした。

そこで何か横断的に知識を養える資格はないのかと探していたところ、中小企業診断士にめぐり逢いました。幅広く知識が学べると知り、「これだっ!」と思いました。

つまり、経済活動や会社運営、そして自分の周りで何が起こっているのか知るために、中小企業診断士の資格を取得しようと考えたのです。

新聞

(2) 資格取得のために予備校に通うことにした理由

私は予備校に通い、学習に励みました。予備校に通うことにした理由は3つあります。

1つ目は費用をかけることで途中で諦めるのを避けるためです。
2つ目は自習室で勉強ができること。
3つ目は効率的に学習できることでした。

予備校に通うと最低でも25万円ほどかかります。これは大きな投資です。
これを途中で辞めてしまうと埋没コストになります。

(※ 埋没費用とは、事業などに投入した資金のうち、撤退しても取り戻すことができない資金のことです。サンクコストとも言います。こういった用語も中小企業診断士の勉強で学んだことの一つです)

そうさせないようにという気持ちが継続のモチベーションになると考え、予備校に費用を支払うことを選びました。

自主室も充実していました。土日は朝から晩までこもって勉強できます。魅力的です。

そして、ノウハウが詰まった教材や教師がいることで、疑問点はすぐに潰せると考えました。

(3) 中小企業診断士に投資した費用と時間

中小企業診断士の資格取得まで3年を要しました。

2年間は予備校に通いました。残りの1年は独学で勉強しました。費用は全体で50万円ほどではないでしょうか。学習コース、教材、模試、オプション講座等が主な内訳になります。

最後の1年は、手許にある教材を何度も何度も解き直し、知識の定着を目指しました。

とにかく多くの知識を定着させる必要があったので、新しいことをやるより何度も同じ問題を解くように心がけました。

たとえば、四択の選択問題は、選択肢の1文ずつ意味を理解しながら、良否判定する感じで勉強しました。そうすると、1問が4倍の4問になりました。理解力も高まりました。

(4) 私が中小企業診断士になって得たメリット

中小企業診断士の勉強を始めたのは、もともとは自分自身のためでしたが、資格を取得したことで、ざまざまなメリットがあったと感じています。

プライベートでは
・20代で取得したことで自分自身のブランド力が高まった。
・会社のことについて、やたら周りから聞かれるようになった。
・「この会社どう思う?」と転職のアドバイスを求められるようになった。
・転職活動の時に「若いのに凄い」と褒めていただけた。
・これまで関わることがない人たちと関われるようになった。
・サラリーマンとしての価値が高まった。

などのプラスの効果がありました。

仕事に関しても
・年収がぐっと増えた。
・やりたかった経営企画の職につけた。
・周りから信頼されるようになった。
・確実に人脈が広がった。

さらに業務内容も下記など経営に大きく関われるようになりました。

・会社設立
・プロジェクトマネージャー
・創業融資(事業計画書作成)
・財務分析
・制度設計及び企画

(5) 若いと中小企業診断士には不利な面も・・・

しかし、良いことばかりではありません。以下のようなデメリットも感じています。

・20代だと感心はしてもらえるが、若いことから、中小企業診断士としての仕事は来ない。
・この業界が年功的であり、新規で仕事をもらうことは難しい。

(6) 中小企業診断士はお勧めの資格です

中小企業診断士は税理士や社会保険労務士のような独占業務はありません。
しかし、7科目も勉強でき、企業経営を俯瞰視できるのは中小企業診断士だけです。

中小企業診断士の資格取得では、企業活動において絶対的に必要な知識を勉強します。
そのため、独立もできますし、サラリーマンとしての価値も上がります。

また自分自身のブランド力と価値を高めることができ、人生においてプラスになるのは間違いありません。きっと、こんな面白い資格があったのかと思われることでしょう。

ぜひチャレンジされることをお勧めします。

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