健康運動指導士。怪我が理由でデスクワークの資格を取得

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健康運動指導士。怪我が理由でデスクワークの資格を取得

運動器具

フィットネスクラブやスポーツ現場で仕事をしていた

私は、以前はフィットネスクラブやスポーツ現場で「スポーツインストラクター」や「スポーツトレーナー」として仕事をしていました。

その仕事に必要だった資格は、「健康運動実践指導者」や「健康運動指導士」で、どちらも健康・体力づくり事業財団が認定する資格です。

この資格を取るために、20歳から2年間、専門学校に通ったので、費用も200万円ほどかかりました。

「スポーツインストラクター」のコースでは、健康作りの勉強をしました。「スポーツトレーナー」のコースでは、怪我をしない身体づくりや応急処置などを勉強しました。

「スポーツインストラクター」も「スポートトレーナー」も2つとも身体に関することを学びます。筋肉の名前やその筋肉の動き方、筋肉の収縮する仕組みまで勉強しました。

筋肉の勉強だけでもかなり大変だったので、「お医者さんは筋肉以外の内臓、骨まで身体全てのことを勉強するのですごいなあ」と思いました。

スポーツインストラクターの仕事の苦労と喜び

「スポーツインストラクター」は筋肉のことを知った上で、フィットネスクラブに通う会員様が、健康のためにどれだけ飽きずに楽しく健康づくりができるかを考えて、プログラムを作るが仕事です。

もちろん教える側である「スポーツインストラクター」自身もトレーニングをします。その理由は、自分の身体で体験しないと指導もできないからです。

また、会員様が「このスポーツインストラクターのような身体になりたい」と思うような身体をしていないと説得力に欠けるからでもあります。

プログラム作りよりも、実際の筋トレは大変でした。その理由は、身体のためとはいえ、重たいものを持ち上げてきつい思いをするからです。また、きつい思いをするだけでなく、危険もつきまとうのです。

しかし、フィットネスクラブに通う会員様を励まし、アドバイスもしながら、会員様が理想の身体を手に入れた時の「ありがとう」の喜びの言葉は何物にも代えがたく嬉しいものです。

筋トレの危険性を考えると、「スポーツトレーナー」は、怪我をした経験がある方の人がやりやすいと思います。「スポーツトレーナー」は、国家資格である「理学療法士」資格者が中心ですが、民間資格である「カイロプラクティック」資格者もいます。

私の知り合いにも、「カイロプラクティック」資格で「スポーツトレーナー」の仕事をしている人がいます。その方もテーピングの技術や応急処置のやり方などはマスターされています。その方は、膝(前十字靭帯、後十字靭帯)や腰(椎間板ヘルニア)の怪我の経験者です。

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)の資格を取得

私も25歳の時に怪我をしてしまい、「スポーツトレーナー」以外で自分にできる仕事を探しました。あまり大きく動かなくて済む、デスクワークに目が向き、「パソコンの資格を取らなくては…」と考えました。

パソコン教室に通って、MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)のExcel(エクセル)とWord(ワード)の資格を取りました。資格取得にかかった費用は、テキスト代やパソコン教室の授業料を含めて10万円ほどでした。

MOSの資格は取れましたが、「資格」は単なる「証明書」みたいなものです。実際に使わないと忘れてしまうので、毎日一回はパソコンを起ち上げて、MOS資格の問題集に取り組んでいます。

今でも合格点を超えますが、間違える所はいつも同じ場所だったりします。やはり、パソコンに限らず資格取得では何回もくり返すことが大事だと思います。

今は、この「健康運動実践指導者」と「MOS」という2つの資格で仕事をしていますが、資格が取れてもできなければ、意味がないという当たり前のことを自分の身をもって再認識しました。

また、「カイロプラクティック」資格で「スポーツトレーナー」の仕事をしている知り合いの話からも、「資格」よりも大切なことは、実際にできるかできないかだと思いました。

資格を取得しようとするときに大事なことは、資格が取れた時の状態を思い浮かべて、一生懸命に勉強することだと思います。また、忘れないように勉強をくり返すことだと思います。