大学生の頃から接客業で働いていて7年
私は26歳女性です。
アルバイトを含め19歳の大学生の頃から接客業で働いています。お客様と直接、お金のやりとりや商品をお客様にお渡しできる状態にする部門で働いています。
このお仕事がとても好きで続けています。
最初から好きだったわけではなく、自分自身が変わっていって、この仕事が好きになりました。なので、私の話は、接客は苦手だと思う方にも少しは参考になるかと思います。
職場は女性の多い場所です。内輪ではぎくしゃくすることもありますが、仕事上はあまり気にしていないですし、一人ひとり接客をする身なので、女性が多い職場ながら、明らかな暴言やいじめみたいなものは業務中、存在しません。
仕事に専念できる環境だと思います。
仕事を思いっきり楽しむこと
さて、本題のお客様に喜んでもらうためにはということですが、何をするかでなく、まず日々の意識を接客ということに向ける必要があります。
店員としての人となりを整えることで、その人を取り巻く雰囲気を変えていくことができます。
そのために一番大切なことは、好き嫌いを抜きにして、仕事を思いっきり楽しむことです。嫌々、仕事をしても何一つメリットはありません。
せっかく仕事をしにきているのですから、楽しみましょう。ここが一番大事だと思います。
私は仕事を始めたときに、どんなに素人でも、仕事経験が浅くてもここの職場で一番楽しそうに仕事をする人になろうと決めていました。
自分自身が前向きになれば、自然とお客様に優しくできますし、一人ひとりのお客様に合わせた接客を考えるようになります。
たとえ失敗しても、お客様も人間なので誠意をもって対応していれば、大きなトラブルになることも少ないと思います。かなりの精神論ですが、人は見た目と第一印象で相手がどのような人か判断するので、雰囲気はとても大事だと考えています。
一貫して、そのように考えて仕事を続けていました。
会社の接客のコンテストで受賞した
会社の接客のコンテストがあるのですが、そこで私は接客という部門で一番良い賞をいただきました。実はその大会で手際の面で大きな失敗をしてしまいましたが、諦めず誠意をもって、いつもどおりやろうと切り替えた結果、この賞を取ることができました。
お客様に気持ちよく買い物をしてもらいたいという思いで日々仕事をしている私にとって、この賞を取れたことは、日々行っていたことや心がけていたことが多くの人に認められた気がして、とても嬉しかったです。
クレームへの向き合い方
また接客をする上で避けて通れないのはクレームです。日々がんばっていても人間ですので、ミスはします。私もお客様が快く思われないことをしてしまったことがありました。
クレームは、私に直接ではなく、上司の方に入ったので、その場での謝罪はできませんでしたが、内容を聞くとお客様の顔がわかったので、そのお客様が次に来店してくれた時に謝りに行きました。
少しお話をして、お客様はわかってくれていれば、それでいいのとおっしゃってくれて、今ではそのお客様と仲良くなれました。完璧を目指し、完璧であることがコツではないなと感じました。
そもそも人間相手のお仕事ですので、そのお客様とフィーリングが合うか合わないかはどうしても出てくると思います。
ただ,笑顔でいること、一生懸命でいること、楽しむこと、何か起こってしまったときに誰かのせいにするのではなく、素直に対応できる心を持つことで、相手は受け入れてくれると思っています。
プライベートの姿と仕事の姿は違っていてもいい
中でも、接客をする上で接客を楽しむこと、素直な姿勢で仕事をすることが一番重要であると思います。苦手だなと思う方も一度そうしてみてください。プライベートの姿と仕事の姿は違っていてもいいのです。
役作りに徹していると自然とその役が自分に入ってきます。実際、私もプライベートはのんびりして一人の世界にいたいタイプですが、この仕事を続けていることで、勤務時間中は仕事用の自分になります。性格も雰囲気もプライベートのときとは違うと思います。
才能やもって生まれた気質は関係ないと思います。まずは思いっきり楽しんで、お仕事をしてみてください。