40代男性-費用は1万円弱。中小企業診断士試験に1次、2次とも無事一発合格

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40代男性-費用は1万円弱。中小企業診断士試験に1次、2次とも無事一発合格

中小企業診断士に一発合格

現在、電子機器製造業の経営戦略部門に所属している40代の男性です。
仕事は、中期計画や翌年度の事業計画策定を主としています。
また、新規プロジェクトの推進にも携わっております。

1.中小企業診断士の取得を目指したきっかけ

私が中小企業診断士の取得を目指したきっかけは、以下の2点の背景によるものです。

① 所属する事業部門の事業譲渡を経験し、雇用継続のリスクが高まったこと
② 定年年齢の引上げが進む中で、定年退職後の選択肢の拡大を考慮したこと

数ある資格の中で、中小企業診断士を選んだ理由は、自身の経歴(大学時代の専攻、今までの職歴)から考えて、中小企業診断士であれば、無理なく合格可能と思えたためです。

2.1次、2次ともストレート合格を達成した勉強方法

資格取得に向けた勉強方法は、完全な独学で、1次、2次とも過去問中心です。
10年分の過去問を2周しました。

資格取得を志したとはいえ、費用を無駄にかける気は一切ありませんでした。
したがって、通学講座・オンライン講座ともにやっておりません。
書籍購入も吟味に吟味を重ね、最低限に抑えました。

(1)一次試験の勉強方法

1次は、TACのポケットテキスト(1日目)を古本で購入しました。
加えて、財務会計は簿記2級のテキストを一通り読みました。

2日目の法務については、会社法の書籍を図書館で借りて、1周目で問題傾向を把握しつつ、不明点のあぶり出しを行いました。

出てきた不明点については主にWEB検索で確認する方法をとりました。

中小企業政策については、受験期後半に「中小企業白書」のポイントを読む形式で過去問に取り組みました。

ちなみに、情報は情報処理資格所有者として免除しました。

(2)二次試験の勉強方法

2次は、1次試験の手応えを感じられるようになった3月頃から、徐々に取り組み、過去7年分を2周しました。

同友館の「全知識」と「全ノウハウ」を参照しながら、自分の言葉で説明することを、制限時間内に収めることを意識し、取り組みました。

加えて、財務会計の意思決定会計の強化のために、簿記1級の工業簿記の問題集を購入し、該当問題にもチャレンジしました。

このようにして、1次、2次ともストレート合格を達成しました。1次、2次の合計で、勉強期間は1年3か月。費用は1万円弱に抑えることができました。

3.1次、2次ともストレート合格を達成するためのポイント

この試験の肝は、苦手な科目を作らないことと、高得点を望み過ぎないことだと思います。

その観点で、1次は理解が難しい問題は捨て問とみなし、突っ込まなかったため、特に難しさは感じなかったです。

強いてあげれば、今までの経験分野と異なる、法務の民法関連はとっつきにくかったです。(したがって捨てましたが・・・)

同じ考え方で、2次も、取り組み開始当初は何を書いたら良いか見当もつきませんでしたが、徐々に慣れるにつれ、問題文の要約化と知識の羅列で対応できることをわかりました。

それがわかってからは、合格基準の60点程度の内容を書くことについては、さほど問題ないとの実感できました。

ただし、それを制限時間内に行うことの対策、というか慣れることは難しかったと思います。

また、この試験は、それまでの職務経験で難易度が相当変わると思います。

20代から30代前半の、職務経験が浅い方にとっては、学習することも新出の項目が多いでしょう。また、腹落ちさせるのも大変でしょうから、非常に難しい試験だと思います。

一方、40代以降の方にとっては、これまでの経験を活かせれば、多少時間を使えば、合格ラインが見えてくる試験だと思います。少なくとも1次試験は合格可能です。

1次試験は科目合格制度があります。

ただし、2次試験で求められる知識要素の網羅的なアウトプットを考えると、1次試験は全科目を一気にクリアする勢いが必要だと思います。

4.中小企業診断士として異業種交流会などの集まりに参加

中小企業診断士になったばかりですが、昇給や異動などの本業における直接的なメリットは、今のところありません。

間接的に、勉強で得た知識によって、業務上の話題についていき易くなったことが多少ある程度です。

一方、本業外ではメリットを感じつつあります。

異業種交流会などの集まりに、参加する肩書を得られたことは、非常に有用であったと思います。

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