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ビジネスモデル評価のための7つの質問

ビジネスモデル評価のための7つの質問

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  2016年11月5日

質問

今、講師陣の一人として参画している創業塾では、ビジネスモデルキャンバスをビジネスモデル構築のメインのツールとして活用しています。

ビジネスモデルキャンバスとは「ビジネスモデル・ジェネレーション」(アレックス・オスターワルダー、イヴ・ピニュール著)で紹介された、ビジネスモデルの構造化ツールです。

9つの欄に区分けされたキャンバスで、ビジネスの構造を考えることで、新規事業創出や既存事業の改善点の検討などに活用できるものです。

最近読んだ「走りながら考える 新規事業の教科書」(今津美樹著)は、タイトルは「新規事業」ですが、ビジネスモデルキャンバスとバリュープロポジションキャンバスの解説書的な内容でした。

(バリュープロポジションキャンバスは、ビジネスモデルキャンバスの9つの欄のうち、顧客セグメントとバリュープロポジションを深掘りするためのツールです)

この本にビジネスモデル評価のための7つの質問が紹介されていて、興味深かったので、紹介します。

その7つの質問とは:

1. スイッチングコスト 顧客が他社に乗り換えるのはどの程度簡単か?
2. 継続収入 販売後、追加的な売上や購買が発生するか?
3. 売上とコストのタイミング コスト発生の前に売上を得ているか?
4. コスト構造の革新性 コスト構造は競合に差をつけているか?
5. 外部による価値創造 顧客や第三者が価値創造を無償でサポートしてくれているか?
6. 規模拡大 障害にぶつかる前にどの程度規模拡大が可能か?
7. ライバルへの障壁 競合他社への障壁はどの程度か?

です。(6の「障害」とは、インフラ・顧客サポート・採用等での成長阻害要因です)

創業塾では、ITを活用した高収益企業として、クックパッドを紹介しました。クックパッドは営業利益率44.5%という超高収益企業です。(2015年12月期の売上高は、前期比61%増の147億円 営業利益は前期比66%増の65億円)

そのクックパッドで上記7つの質問を考えると、

2. 180万人のプレミアム会員のよる会費の継続収入あり
3. 固定費型ビジネス。コスト発生の前に会費売上あり。
5. 顧客の投稿による248万件のレシピ蓄積と顧客コミュニティが価値創造の源泉なので、顧客の貢献度合いが大。
6. 障害なく規模拡大可能

と7つのうち少なくとも4つで高スコアであり、強いビジネスモデルであることが確認できます。

ところが、クックパッドは現在、幹部人材が流出する危機的状況にあるらしいです。原因は、創業者と元社長の対立にあるようです。

今後のクックパッドがどこを目指し、どのような企業になっていくのか。注目していきたいと思います。

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知的資産とキャッシュフローの両面から、企業のビジョン実現をサポートする中小企業診断士・認定キャッシュフローコーチ® https://www.officeair.net



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