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「捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体」(橋本卓典氏)

「捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体」(橋本卓典氏)

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  2020年9月19日

捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体 (講談社現代新書) - 橋本卓典

2020年9月16日出版の「捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体」は、 共同通信編集委員の橋本卓典氏が全国の金融機関等に取材して執筆した、今後の地域金融の「あり方」についての提言の書です。

シリーズ一作目の「捨てられる銀行」が出版されたのが、2016年5月、
二作目の「捨てられる銀行2 非産運用」は、2017年4月、
三作目の「捨てられる銀行3 未来の金融 『計測できない世界』を読む」の出版が2019年2月。

最初の三作と今回の四作目との間には、世の中の情勢として大きな違いがあります。
それは、新型コロナウイルス感染症の発生と蔓延です。

1.コロナ禍があぶり出した地域金融の問題点は

2019年12月に武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に世界に広がり、世界の様相を一変させました。

ウイルスの拡散を防ぐために人との接触・外出・移動の自粛が求められ、その影響を受けて、多くの企業が業績を悪化させました。

政府は、企業業績の悪化を受けて、融資などの各種の支援策を打ち出しました。 こうした状況下で、金融機関はどのような対応を取っていたのでしょうか。

コロナ禍は、「地域と事業者へ真摯に向き合う金融機関」と「そうではない金融機関」の二極化を際立たせることになった。(中略)

国の特別融資は、利子、信用保証料を国が負担した。事業者の負担がゼロになり、担保も不要であることから通称「ゼロゼロ融資」とも呼ばれた。

一部の金融機関はゼロゼロ融資のノルマを設けて、激しい営業攻勢をしかけた。事業者に何の相談もなく信用保証協会に事前相談する「保証枠取り」が横行した。

多くの事業者に融資を実行する一方、融資の必要のない事業者にも融資を押しつけた。なぜここまで激しい融資攻勢を行ったのか。理由は2つある。

1つ目は、元々貸出金利が潰れていた地銀にとっては、コロナ融資はたとえ金利1%(一部は2%超も)でもリスクフリーで獲得できる絶好のチャンスとなったためだ。

2つ目は、コロナ融資を他の金融機関からの借入金の返済に充てさせることで、ライバルの貸出残高を減らし、貸出シェアを逆転させようとする思惑もあったようだ。

業況の厳しい先ではなく、資金繰りにはあまり不安のない事業者への提案も目立った。

使い道のないコロナ融資の資金を夏の賞与や投信の購入など、何らかの投資に使うよう金融機関から促されたケースもあった。完全に制度の理念を無視した目的外使用だ。

「捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体」(橋本卓典)

「地域と事業者へ真摯に向き合わない金融機関」がある一方で、同書では「地域と事業者へ真摯に向き合う金融機関」もいくつか紹介されています。

「地域と事業者へ真摯に向き合う」として紹介されている金融機関の一つに、稚内信用金庫があります。

稚内信用金庫は、金融庁が本格的にコロナ対策で動き出す以前の2020年2月4日からすでにコロナ対応の特別プロパー融資を始めた。同融資は、現場の営業店長権限としたので、翌日実行すら可能だ。

事業者のことは日頃から知り尽くしているので、信用保証協会などの関係機関を通すよりも圧倒的に融資スピードが速いという。(中略)

稚内信金のプロパー融資は聞き取りだけで、必要金額を貸し出す。無担保無保証だ。ただし、貸しっぱなしではない。期間は1年とし、その時点で状況を確認しながら、折り返し融資を続けていく。

実質的に返済されない融資は疑似的な資本の性質を帯び、事業者の経営を支えていく。営業店長には「コロナ収束後の事業戦略を経営者と一緒に考えるよう指示した」(増田雅俊理事長)。

「捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体」(橋本卓典)

民間の金融機関がコロナ対応のプロパー融資を2020年2月の時点でスタートさせている。経営方針がよほどクリアでなければ、なかなかできないことだと思います。

では、「地域と事業者へ真摯に向き合う金融機関」と「そうではない金融機関」では何が違うのでしょうか。

地域と事業者へ真摯に向き合う金融機関

2.地域金融機関の経営理念・経営戦略とは

違いの一つは、トップの経営姿勢、経営理念ではないでしょうか。

経営とは、何を実現したいのか(=ビジョン)、何を大切にするのか(=理念)がまずあって、その実現の手段として、経営戦略やビジネスモデルがある筈です。

ビジョン・理念と戦略・ビジネスモデルの両者は本来、一貫し、整合しているものです。

経営理念については、同書に以下のように記されています。

地銀はどこも「地域とともに歩む」「地域に貢献する」と、もっともらしい「理念」を掲げている。しかし、それはまったくの「お題目」に過ぎず、多くの地銀は「地域とともに歩んでおらず」「地域にさしたる貢献をしていない」のが実態ではないか、という疑念を遠藤は抱いていた。

「捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体」(橋本卓典)

地域金融機関が「地域に貢献する」ことはわざわざ掲げずとも、いわば当然に果たすべき、期待された役割と言えます。

経営理念とは、そのような「当たり前な倫理道徳」ではなく、経営者の価値観や考え方がもっと直截的に反映されたものであるはずです。

そして、だからこそ、経営戦略や経営方針として具体的に実行されうるものです。

金融機関の経営戦略・経営方針・ビジネスモデルについては、同書に以下のように記されています。

約20年で銀行を取り巻く経営環境は変わってしまった。金融機関の大きすぎる資産規模、体力を支えるための収益、稼ぐ力を失ったことがリスクとなった。

商品や手法の複雑化により収益管理もリスク管理も追いついていない資金運用、時代遅れな店舗戦略、時代遅れな商品とサービス、時代遅れなシステム、時代遅れな人材育成と登用、これらを含めた時代遅れなビジネスモデルそのものがリスクなのだ。

「捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体」(橋本卓典)

3.旧態依然の銀行モデルだけでは、地域は支えられない

そして、「時代遅れなビジネスモデル」をどのように転換するかについては、以下のように記されています。

・目を覚まさなければならないのは「預金をできるだけ集め、担保を取って事業性も理解できずに、貸し出しをできるだけ増やす」という旧態依然の銀行モデルだけでは、地域は支えられないということだ。

・むしろいくつかの地域金融機関においては預金と貸出(預貸業務)は、もはや銀行が稼ぐための事業とは捉えない方がいい。地域や事業者の課題解決のための手段の一つでしかないと頭を切り替えた方がいい。

持続可能性が問われる地域の事業者が本当に必要としているのは、資金そのものではなく、生産性を向上させる付加価値だ。つまりは企業支援であり、あくまでも融資は支援に実効性を持たせるための手段に過ぎない。

・金融機関が企業に付加価値を提供するには、一社あたりにかける十分な時間と人員を確保しなければならない。

・そして、付加価値提案型営業を可能にする収益モデルを構築しなければならない。それが金融機関の経営者に求められる難しい仕事だ。地域ごとにどのような絵姿になるのかは、金融機関の競合関係、産業構造などによって大きく異なる。

「捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体」(橋本卓典)

ここで想起されるのが第一勧業信用組合理事長(当時)新田信行氏による「誇りある金融」です。以下に内容の一部を紹介します。

・リテール金融の現場の多くは閉塞感に満ちています。それは、日本が高度成長時代から成熟社会に変化しているのにも関わらず、新たな道筋が見出せないでいるからとも思えます。時代は、金、物から人へ、量から質へ、そして均一性から多様性へと動いています。そんな中で金融業界も新たな社会の要請に応えていくためには、多様性が求められます

・たとえば、新たな取り組みをしようという議論になると、これまでの日本の金融機関では、多くの場合、「他社はどうしているのか」という確認がなされます。

そして、「どこもまだやっていません」という報告が上がると「だったら、当社もやらない」となりがちです。あるいは「他社はほとんどやっています」となれば、「遅れを取ってはいけない。やろう」となる。

この結果として、何が起きるのかと言えば、せっかくブルーオーシャンがあるにも関わらず、そこにはチャレンジせずに、過当競争で飽和状態になっているレッドオーシャンにしか行かなくなる

結局、そこでの過当競争は金利引き下げ競争になって金融機関は自らの首を絞めるような事態を迎えています。

・私は競い合うプレイヤーではなく、オンリー・ワンのプレイヤーになりたいと思ってきました。そのためには、市場の規模が小さくても、誰もいない分野に向かい、チャレンジしたいと思うのです。

「誇りある金融-バリュー・ベース・バンキングの核心」(新田信行、江上広行)

あらゆる企業体にとって事業継続においてもっとも重要なことは、顧客に選ばれ続けることです。

顧客に選ばれ続けるためには、顧客提供価値(誰にどのような価値を提供するのか)を中心に据えてビジネスモデルを構築する必要があります。

・競合他社を凌駕する圧倒的な強みを持つのか。
・他社にはない独自性を構築するのか。
・競合他社が少ないニッチマーケットでオンリーワンの存在になるのか。

各地域金融機関においても「持続可能なビジネスモデルの構築」が求められているということのようです。

地域金融変革運動体

4.地域金融変革運動体とは

同書のサブタイトルは、「地域金融変革運動体」です。「地域金融変革運動体」とは何なのでしょうか。同書では「地域金融変革運動体」について、

地域と地域金融に思いを持った人と人がつながる集まりで、京都信用金庫の増田寿幸会長(当時)が名づけ親」であること、

「2018年秋の地域金融セミナーで講演した増田氏が『地域や地域金融に思いを持って考え、行動し続ける全国の同志が集う取り組みを運動体として継続していくべきだ』と呼びかけたことが発端になった」ことが説明されています。

地域金融機関を取り巻く環境変化とビジネスモデル再構築を問う同書において、なぜ「地域金融変革運動体」をサブタイトルにしているのか。その答えは、同書の以下の言葉にあります。

取材や意見交換を進めるうちに、変革を起こしている金融機関の特徴に気づいた。それは学びの深さだ。それもネットワークを活かして組織の外から広く知性、知見を拾い集めて、組織活動に活かしている。(中略)

変革に必要なのは「よそ者、若者、バカ者」という属性ではなく、本当に必要なことを優先し、学習できる「心理的安全性」があるのかどうかだ。(中略)

心理的安全な時間と空間には、アイデアや情報が交流し、思わぬ化学反応を起こす。行き交うアイデアと情報を目の当たりにして、何が生まれるのかワクワクする高揚感こそが変革のエネルギーとなる。

いわば、心理的安全な場とは、集合知を生み出すネットワークのハブそのものだ。

「捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体」(橋本卓典)

金融機関のビジネスモデルが変革・変容を求められている状況下において、集合知を生み出すネットワークが新たな知見や変革につながるということが示唆されています。

同書には 「地域金融変革運動体」 メンバーの経歴や活動内容が紹介されており、それらも同書の見どころとなっています。

目次から「地域金融変革運動体」 メンバー の経歴や活動が垣間見られますので、次項でご紹介します。

5.目次に見る「地域金融変革運動体」 メンバー

はじめに-馬なしの馬車
序章 「計測できない世界」から「ネットワーク集合知へ
 ・組織の不祥事はなぜ起こるか
 ・個を活かす組織
 ・集合知を生むハブ

第一章 地域金融変革運動体
1.地域の問題解決を本気で目指すヘンタイたちのネットワーク
 ・「ヘンタイ」の会
 ・部活のススメ
 ・集合知を目指す試み
 ・元社員とのアラムナイ・ネットワーク
 ・縁(ゆかり)パートナーで「個と個の関係」を

2.心理的安全な組織が未来を切り拓く
 ・AAP(安心・安全・ポジティブ)
 ・金融庁の遠藤ペーパーに「心理的安全性」
 ・心理的安全性とは何か
 ・新しいチームの形とは
 ・生産性の高いチームの特使江
 ・「元グーグル人」が見たニッポンの銀行
 ・チーム・個人が決め、実行する自律分散型組織

3.顧客のためにならないノルマを無視する諏訪信用金庫の支店長
 ・もう一つの「神在月」
 ・ノルマを無視する支店長―諏訪信用金庫・奥山真司
 ・「信用格付と本当の企業価値は同じとは限らない」
 ・資金繰り改善
 ・「信金さんが来てくれて、母さん助かってるよ」
 ・「何かお役に立てませんかね」
 ・母が残した「こども通帳」

4.琉球銀行「DJバンカー」が目指すデジタル時代にファンが集まる銀行
 ・DJバンカー―琉球銀行・伊禮真
 ・破れたジーパンで面接
 ・情報格差をなくす
 ・画期的な「教育ローン」のCM
 ・フラッシュモブ
 ・ワクワクする銀行

5.「何でも相談できる人」を目指す元・山梨県信用保証協会の「虎」
 ・奇妙な書店
 ・甲斐の虎―トラストコンサルティング・有野文明
 ・信用保証協会を知ってほしい
 ・経営者に近づきたい

第二章 「新常態」の金融
1.「金融処分庁」から「育成庁」へ転換した金融庁の思惑
 ・コロナが進めた時計の針
 ・時代遅れなビジネスモデルそのものがリスク
 ・早期警戒制度見直しの本質
 ・持続可能な利益を求めて
 ・コア業務利益とは何か
 ・「経営理念」と「戦略」の一貫性
 ・若手大量離職が示すもの
 ・20年目の挑戦
 ・「コア・イシュ―」の要点
 ・金融庁の苦悩

2.「地銀再編」はどこに向かうのか
 ・合併特例法という超法規的措置のウラ
 ・流れを変えた有識者会議の報告書
 ・「合併だけ」では何も解決しない

3.コロナ禍があぶり出した地域金融の問題点
 ・コロナは地域金融を二極化する
 ・「SBI帝国」は第4のメガバンクか
 ・中小企業支援はできるのか
 ・SMFGの思惑
 ・「裏切らない金融機関」はどこか
 ・コミュニティバンクの復権
 ・コロナ禍で見えた地域のための」信金信組

4.「変わった公務員」が生んだ地域変革のネットワーク
 ・誰かの未来のために生きる―四国財務局・寺西康博
 ・決め手は情熱
 ・テラロック
 ・「やりたい・やりたくない」の縦軸
 ・地域課題解決支援チーム
 ・「型破り」な公務員―金融庁・菅野大志
 ・チームリーダー
 ・キーパーソン同志をつなぐ

5.金融機関は地域創生にどう関わるべきか-地域商社の新しいモデル
 ・プーチンに覚えられた男・天間幸生
 ・銀行ならできなくても地域商社ならできる
 ・銀行への利益誘導よりマーケットイン
 ・リスクを取らないリスク
 ・地域商社支援会社「RCG」の挑戦
 ・地域とともに未来を創る会社へ―山口フィナンシャルグループ
 ・目先の利益より中長期での地域付加価値向上
 ・地域版「総合」商社へ

6.金融行政が目指す「地域経済エコシステム」
 ・「万国の架け橋」目指す沖縄銀行
 ・事業者の痛みを知るバンカーたち
 ・沖縄みらい元気応援室
 ・氷見野ペーパーから読み取れる新長官の覚悟
 ・地域経済エコシステム

第三章 感染する知性
1.企業―大学―金融―山形県から広がった「産学金」連携モデルへの希望
 ・奇妙な山形県
 ・地域金融の松下村塾―山形大学・小野浩幸
 ・付加価値低下への危機感
 ・感染する知性
 ・「カロリー金融」からの脱却
 ・しぶとく戦い続けてこそ地域金融に存在価値

2.荘内銀行・科学技術に精通したバンカーの課題解決支援
 ・科学技術を話すバンカー―荘内銀行・渡邊浩文
 ・「単なる銀行員」では地域の役に立てない
 ・科学技術の洗礼、そして伝道者へ
 ・「これからの地域に必要なことだよね」
 ・社会的な関係の豊かさ
 ・「県のワタナベさん」
 ・課題解決型営業の礎を築く
 ・金融機関だからできる工程管理が重要
 ・「なんでそんなに分かるの?」
 ・世界で戦える技術の相関図
 ・経営者の先回りをできる銀行員
 ・「本当はこういうことがやりたかったんです」
 ・自然発生的に動き出すチーム
 ・試される地域への愛

3.還暦の「技術屋」で変わる山形銀行
 ・遅れてきた銀行員―山形銀行・久松徳郎
 ・入行してわかった銀行の組織力
 ・専務はスーパーハブ
 ・銀行独自の技術評価格付を実施
 ・「ない」のは経営の有期
 ・挑戦こそ成長の原動力
 ・短期目線では成功しない
 ・会計年度ごとにブレない
 ・本気の「目利き」研修
 ・「やりっ放し」が一番マズい
 ・技術は死なず

第四章 ネットワーク集合知
 1.変革運動を広げるために必要なネットワークとは何か
 ・なんと小さな世界
 ・地域の変革運動にもネットワーク思考が必要
 ・「つながり」ではなく「つながり具合」
 ・レッドバルーン・チャレンジ
 ・何が成功を決めるのか
 ・「あなたが必要なのです」
 ・優先順位

2.集合知を活かして相転移を起こす
 ・歴史から消えかかった米国海軍
 ・学習を忘れた日本海軍
 ・相転移
 ・広がらないネットワーク
 ・Emotional Intelligence
 ・「三方良し」の誤解
 ・「当行のメリット」
 ・集合知
 ・太陽の季節

3.困っている相手の求めに応じてこそ地域金融の企業支援
 ・孤高の「戦争屋」―北門信用金庫・伊藤貢作
 ・「再生請負人」信金へ
 ・誇り高き馬具屋のスピリッツーソメスサドル
 ・企業支援は総合医療
 ・経営立て直しの目的を「見える化」
 ・世界的家具デザイナーの遺志を継ぐ者
 ・「共に・存在する」会社、コサイン
 ・谷底から這い上がる獅子の子
 ・明治維新もネットワーク革命

終章 つながりすぎた社会
1.金融は「窮地の時の頼れる迂回路」になれるか
 ・「生きにくさ」の先を夢見るマチンガ―立命館大・小川さやか教授
 ・「迂回路」こそ人類の知恵
 ・金融はウイルス

2.動き出したコロナ対策の企業支援「集合知プロジェクト」
 ・企業支援の知見結集を
 ・集合知プロジェクト始動
 ・集まり始めた知見
 ・地域を元気にするプロフェッショナル

3.「事業者の元気」の先にしか「地域の元気」はない
 ・事業者の底知れぬ恐怖を知る元信金マン―金融庁・渡辺茂紀
 ・コロナ禍。「いまだからこそ」の付加価値
 ・いつか来た道
 ・地域経済活性化支援機構(REVIC)限界論
 ・つながりすぎた社会

「捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体」(橋本卓典)

※前作の「捨てられる銀行3 未来の金融『計測できない世界』を読む」については以下をご参照ください。

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キャッシュフローコーチ®。経営数字と理念の専門家として、経営数字の見える化による意志決定支援と、社員が自律的に動き、成果が生まれるしくみ作りに取り組んでいる。 https://www.officeair.net



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